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- 歯周病
歯周病のほとんどは、歯磨きで取り切れなかった歯垢が原因で発症します。まずは、歯磨きで磨き残しを作らないようにすることを目指しましょう。
もし進行してしまっても、できるだけ歯茎を切る手術や抜歯をしなくて済むように治療を進めていきます。
歯磨きや歯科衛生士によるクリーニングでお口の歯垢や歯石をなくしていくのが治療の基本ですが、きちんと歯磨きをしているのに改善が見られない患者さまもいらっしゃいます。
そうした場合は位相差顕微鏡でお口の中にいる細菌を観察し、細菌を減らすことができる抗生物質を処方します。
当院では、患者さまそれぞれの原因や状態に合った歯周病治療に取り組んでいます。
歯周病治療とは
歯肉炎、歯周炎は、そのほとんどがプラーク(歯垢)が原因で引き起こされます。
毎日のブラッシングで取り切れないプラークが歯髄部に長時間蓄積していると炎症が起こってきます。
約1週間で歯肉炎、3ヶ月で歯周炎になる、と言われています。
日々のブラッシングをしっかり行っていくことから治療は始まりますが、万が一、歯肉炎や歯周炎になってしまった場合は、できるだけ抜歯や施術等はせずに治療を進めていきます。
場合によっては、メンブレン等を使って歯周組織の再生も行います。
PMTC歯周病予防
患者さまが自宅でのブラッシングではどうしても歯や歯肉の健康を維持できない場合もあります。
プラーク(歯垢)の中には虫歯や歯周病の原因になる細菌が数多くいます。
その細菌が歯面に付着して増殖し、薬剤や免疫等が効きにくくなるバイオフィルムを形成します。
バイオフィルムを形成したプラークはなかなか除去が難しくなるため歯科衛生士によるプロフェッショナルクリーニングが必要になります。
定期的に歯科衛生士が歯面や歯肉の状態を検査し、歯石、プラーク、着色等を除去し歯と歯肉の健康を守ります。
薬で歯周病治療が行えます
当院では、今まで歯周病に対して歯石除去等の歯周病治療とブラッシング指導、そしてメンテナンスとしてPMTCを行ってきました。
しかし、ブラッシングを丁寧にしていただいたにもかかわらず状態が改善しない患者さまもいらっしゃいました。
そのような患者さまに対して、プラーク中の細菌を観察することができる位相差顕微鏡を使用し、細菌に対する抗生剤を投与することにより、それにあった歯周治療を行っています。
歯周病がある方の顕微鏡画像
※表示サンプル
歯周病がない方の顕微鏡画像
※表示サンプル